Kikasete 聴かせて

心のブログ

本気で泣いて本気で笑え


目の前にある困難に、私達は必ず立ち向かわなければならないのでしょうか?私は正直どちらでも良いと思うのです。道が1つしか無いのならいざ知らず、避けて通れ、その方が自分にとって幸せだと本心から思えるならば、自分の人生自由に選択し、幸せに生きるべきだと。

ただそれは、それなりに自分の人生を生きてきて、この先も見通しがついてる大人達の事…
これから山ほどの困難に立ち向かわなければならない子供達、まだ立ち向かう事もせず、避ける術も持たないうちから、大人の都合と世間の風潮に流され、ただただ生ぬるい世界で楽に生きる事を強いてしまう事とは別。
乗り越えて行かなければならない困難は、一人一人全く違う。避けて良いのか、超えなきゃならないのか、それを判断するのは大人ですら本当に難しい。その子をよくよく、とことん見てあげなければ分からないし、分かったつもりでも大抵間違えていたりもする。だからこそ、目を離さずに、過ちを認め修正しながら供に歩んで行く必要がある。

また、ただ何でも判断してやり、助けて支えてあげる事が正解でも無いのが難しい。人は求められ、応じる事で満足感を得てしまうものだから、つい自分の役割に満足し与え過ぎてしまう。とても大変な事ではあるけれど、その方が充実していて自分の生きる価値を見出せるから。でもそれは誰の為だろう?

もう十分大変な思いもして頑張って生きて来た自分に、さらにこの先何をしろと?十分過ぎる程に考え、悩み、寄り添ってるのに、これ以上何を強いるのか?と怒りが込み上がってくる事もある。しかし、幼子が子供で居られる時代は短く、いずれ大きな子供となり、悲しみは続いてしまう。

正解などは分からない。ただ、心の底から慕い慈しみ合う者たちは、嘘偽りの笑顔に気付き悲しみ合ってしまうのだから、私は平気なフリなどせず、平気なフリなどさせずに、心の底から泣いて笑って、供に歩んでいきたいと思うのです。

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