Kikasete 聴かせて

心のブログ

助けてもらえば届くとこ


自分の事ばかりなら、多少無理をしたり、時には呆けてみたりとそれなりにバランスをとりながらやれますが、母となり子の成長に深く関わる様になると、我が子とは言え自分の思う通りには行かないもので。
思う通りにさせてしまってはいけないけれど、かと言って放任?自由に本人任せが誰にでも当てはまる正解だとは思えず、壁にぶつかった私が、心理学のひとつの理論を学んだ事で、スッキリ腑に落ちた経験がありました。

簡単に言うと、一人だけではできない課題について、適切な援助をすることで最終的には自力でできるようにすることを目指すと言うもの。
ギリギリ届かない目標に対し、ちょうどいい高さの足場をかける。結果、ひとりで届くようになり、その先の目標を目指せるようになると言う考えです。

詳しくお知りになりたい方は
ヴィゴツキーの発達の最近接領域(援助者の手を借りて発達できる個々の伸び幅)や
ブルーナーの足場かけ(足場かけにより潜在能力が引き出され、さらに上のレベルに行くことができる)について、調べてみて下さいね。

心理学の世界は奥が深く、これと言った正解は無いものだと思っているので、私の場合その時の状況ではこの理論が一番腑に落ちただけで、状況や境遇、関係性等々で何がしっくりくるかは違うもの。しかし何が正解なのか(そもそも正解って何?)を求めて彷徨うより、色んな理論や知識、考えがあるのだと言う事を知り、受け入れ、状況に合わせてしっくりくるものを選べる事も大切なのではないかと思うのです。